性病かも?と思ったら|症状セルフチェックと検査キット
気になる症状に気づくと、不安になってしまうものです。まずは落ち着いて、症状から考えられる病気の見当をつけていきましょう。ただし、症状だけで性感染症を確定することはできません。似た症状でも原因はさまざまで、はっきりした症状が出ないこともあります。このページでは、症状からの見当のつけ方、潜伏期間や検査を受けるタイミング、自宅でできる検査キットの選び方・使い方までをまとめました。心当たりがある場合も、そうでない場合も、気になるときは検査で確認するのがいちばん確実で安心です。
症状から見る性感染症の早見表
気になる症状から、考えられる主な性感染症を一覧にまとめました。あくまで可能性の目安であり、診断ではありません。複数の病気が同じような症状を示すこともあります。
| 気になる症状 | 考えられる主な性感染症 | 詳しくはこちら |
|---|---|---|
| おりものの変化(量・色・においなど) | クラミジア・淋病・トリコモナス・カンジダ | クラミジア/淋病/トリコモナス/カンジダ |
| 性器のかゆみ | カンジダ・トリコモナス・性器ヘルペス | カンジダ/トリコモナス/性器ヘルペス |
| 水ぶくれ・ただれ・痛み | 性器ヘルペス | 性器ヘルペス |
| しこり(痛みを伴わないことが多い) | 梅毒 | 梅毒 |
| いぼ・できもの | 尖圭コンジローマ | 尖圭コンジローマ |
| 発疹・ブツブツ(手のひらや体など) | 梅毒・HIV(初期) | 梅毒/HIV検査 |
| 排尿痛・尿道の違和感・分泌物 | クラミジア・淋病・トリコモナス | クラミジア/淋病/トリコモナス |
| のど・舌の違和感(痛み・腫れなど) | クラミジア・淋病・梅毒 | クラミジア/淋病/梅毒 |
いずれの場合も、症状が軽い・自然に治まったように見えても、体の中で感染が続いていることがあります。自己判断せず、検査で確認することをおすすめします。
主な性感染症の特徴(早わかり)
代表的な性感染症について、特徴を簡潔にまとめました。詳しい内容は各ページをご覧ください。
クラミジア
もっとも多く見られる性感染症のひとつです。おりものの変化や排尿時の違和感などが起こることがありますが、自覚症状が出にくいのが特徴です。のどに感染することもあります。
淋病(淋菌感染症)
排尿痛や膿のような分泌物、おりものの変化などが見られることがあります。クラミジアと同時に感染していることも少なくありません。のどへの感染も知られています。
梅毒
感染部位のしこり(痛みを伴わないことが多い)や、手のひら・体の発疹など、時期によって症状が変化します。症状が一度消えても進行することがあり、検査での確認が大切です。近年、報告数が増えています。
性器ヘルペス
水ぶくれやただれ、痛み、かゆみなどが起こることがあります。一度感染すると、体調によって再発することがあります。
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)によって、性器や周囲にいぼ状のできものができる病気です。痛みやかゆみが少なく、気づきにくいこともあります。
トリコモナス
おりものの変化やにおい、かゆみ、排尿時の違和感などが見られることがあります。パートナーと一緒に対応することが大切です。
カンジダ
もともと体にいる常在菌が原因で起こることが多く、性行為以外でも発症します。強いかゆみや白いおりものが特徴とされます。
HIV
感染初期に発熱や発疹など風邪に似た症状が出ることがありますが、無症状のまま経過することも多いです。早期に把握することで、治療の選択肢が広がります。検査については、この後の「当院の検査キット一覧」もご覧ください。
潜伏期間の目安
感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)には個人差があり、下記はあくまで一般的な目安です。この期間内でも他の人にうつす可能性があります。
| 性感染症 | 潜伏期間の目安 |
|---|---|
| クラミジア | およそ1〜3週間 |
| 淋病 | およそ2〜7日 |
| 梅毒 | およそ3週間(数週間) |
| 性器ヘルペス | およそ2〜10日 |
| 尖圭コンジローマ | およそ3週間〜8か月 |
| トリコモナス | およそ1〜4週間 |
| カンジダ | 一定せず、体調により発症 |
| HIV | 初期症状は感染後2〜4週間ごろのことが多い(無症状のこともあります) |
数値はおおよその目安であり、実際には個人差があります。症状の有無にかかわらず、心配なときは検査で確認しましょう。
予防(コンドーム・PrEP・ドキシPEP)
性感染症の予防では、コンドームの正しい使用が基本です。加えて、状況に応じて選べる予防の選択肢もあります。HIVの予防としては、あらかじめ薬を服用するPrEPがあります。感染の可能性がある行為の後に対応する方法としてPEP、細菌性の性感染症の予防を目的としたドキシPEPという選択肢もあります。いずれも、ご自身の状況に合うかどうかを含めて、医師に相談したうえで検討しましょう。
検査を受けるタイミングと方法
性感染症の検査には、感染の可能性があった時期からある程度の期間をおく必要があります。感染してすぐは、検査をしても正しい結果が出にくい時期(ウインドウ期)があるためです。目安として、クラミジアや淋病は感染機会から約1〜2週間後、梅毒やHIVは項目によって約1か月以降が推奨されることが多いです。症状がある場合は、期間を待たずに早めに相談してください。
検査の方法には、自宅でできる検査キットと、医療機関での受診があります。検査キットは、人に会わずに自分のタイミングで採取でき、忙しい方やクリニックに行きづらい方にも利用しやすい方法です。気になる症状がある場合や、結果に応じて治療が必要な場合は、オンライン診療や医療機関の受診と組み合わせるとスムーズです。
当院の検査キット一覧
| キット名 | 検査項目 | 判定時間 | 価格 |
|---|---|---|---|
| HIVキット(第4世代) | HIV1&2抗原・抗体 | 15分 | ¥2,000 |
| 梅毒キット(TP法) | 梅毒トレポネーマ抗体 | 15分 | ¥2,000 |
| B型肝炎キット(抗原) | HBs抗原(現在の感染確認) | 15分 | ¥2,000 |
| B型肝炎キット(抗体) | HBs抗体(ワクチン効果・既往確認) | 15分 | ¥2,000 |
| 淋病+クラミジアキット | 淋菌・クラミジア(ぬぐい液) | 15分 | ¥5,000 |
| 総合検査キット(13項目) | 肝機能・腎機能・脂質・糖代謝・栄養状態 | 最短2日 | ¥5,000 |
自分に合った検査キットの選び方
性感染症が心配な方
リスク行為があった・症状が気になる方
- コンドームなしの性行為があった
- 排尿時の痛み・分泌物の異常がある
- パートナーが性感染症と診断された
- 定期的に性感染症の検査を受けたい
上記に当てはまる方は、心配な性感染症に応じてキットをお選びください。
複数の性感染症が心配な方へ
性感染症は複数同時に感染しているケースも珍しくありません。リスク行為があった場合は、HIV・梅毒・淋病・クラミジアをまとめて確認することをおすすめします。
PrEP・PEP服用中の方
定期フォローアップに総合検査キットを
PrEPを安全に継続するためには、定期的な腎機能・肝機能の確認が必要です。当院では総合検査キット(13項目)を使ったご自宅でのフォローアップ検査をお勧めしています。
こんな方に特におすすめ
- PrEP服用中で定期フォローアップが必要な方
- 50歳以上でPrEPを服用している方
- 腎機能に不安があるがクリニックへの来院が難しい方
総合検査キット(13項目)について
総合検査キットはさくら薬局グループの健康サポートパックを使用した、生活習慣病リスクチェック&早期サポートパックです。13項目の血液成分を測定し、肝機能・脂質・腎機能・糖代謝・栄養状態のリスクを自宅で評価できます。処方は不要です。
検査できる13項目
| カテゴリー | 検査項目 |
|---|---|
| 肝機能 | AST(GOT)・ALT(GTP)・γ-GT |
| 脂質 | TG(中性脂肪)・総コレステロール・LDLコレステロール・HDLコレステロール |
| 腎機能 | 尿素窒素(BUN)・クレアチニン |
| 糖代謝 | 尿酸(UA)・ヘモグロビンA1c |
| 栄養状態 | TP(総蛋白)・アルブミン(Ab) |
PrEPの検査スケジュールとの対応
| 検査項目 | 推奨タイミング | 対応キット |
|---|---|---|
| HIV | 開始前・その後3ヶ月ごと | HIVキット(第4世代) |
| B型肝炎 | 開始前・1年ごと | B型肝炎キット(抗原・抗体) |
| 腎機能 | 開始前・1年ごと(50歳以上・腎機能障害のある方は必須) | 総合検査キット(13項目) |
各キットの検査方法
HIVキット・梅毒キット・B型肝炎キット
採血方法
- 付属の採血針で指先から少量の血液を採取します
- 検体をキットに滴下し、15分で結果を判定します
- 結果の見方は同梱の説明書をご確認ください
淋病+クラミジアキット
採取方法
- 付属のぬぐい棒で尿道・膣・咽頭などから検体を採取します
- 検体をキットに滴下し、15分で結果を判定します
総合検査キット(13項目)
- 指先から採血した血液を検体として使用します
- 自宅で結果を判定できます
- 詳しい使用方法は同梱の説明書をご確認ください
検査結果が陽性だった場合
検査結果が陽性または判定に不安がある場合は、当院にご相談ください。オンライン診療で医師が結果を確認し、必要に応じて治療薬の処方や追加検査のご案内をします。
こんな場合はすぐにご相談ください
- 検査結果が陽性だった
- 判定ラインが薄く結果が判断しにくい
- 陰性だったが症状が続いている
- 結果について医師に相談したい
こんなときは早めに受診・検査を
次のような場合は、早めに検査や受診を検討することをおすすめします。
- おりものや分泌物の変化、かゆみ、排尿時の痛みなどの症状が続いている
- 性器やその周囲、口の中に、いぼ・水ぶくれ・しこり・ただれなどがある
- 手のひらや体に、原因のわからない発疹・ブツブツが出た
- のどや舌に違和感がある
- 症状はないが、感染の可能性が気になる/パートナーが検査を受けた
症状が一時的に治まっても、感染が続いていることがあります。自己判断で放置せず、確認することが大切です。Monaでは、性病検査キットやオンライン診療を通じて、来院しづらい方でも自分のペースで検査・相談ができる環境を整えています。結果に応じた治療や予防の相談まで、まとめて対応できます。
気になる症状は検査・相談を
「これって性病かも」と不安を感じたら、まずは確認することが安心につながります。Monaでは、自宅で受けられる性病検査キットと、医師に相談できるオンライン診療をご用意しています。人目を気にせず、自分のタイミングで一歩を踏み出せます。
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