不眠症とは
不眠症とは、眠れない・眠りが浅いなどの睡眠の問題が続き、日中の生活に支障をきたす状態をいいます。一時的な寝つきの悪さとは異なり、週3回以上・3か月以上続く場合を慢性不眠症と定義します。
日本では成人の約30〜40%が何らかの不眠症状を抱えており、5人に1人が慢性的な不眠に悩んでいるとされています。「眠れない夜が続くと、また今夜も眠れないかも」という不安が生まれ、その不安がさらに眠れなくさせるという悪循環に陥りやすいのが不眠症の特徴です。
こんな症状が続いていませんか
- 布団に入っても30分以上眠れない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目が覚めて、そのまま眠れない
- 眠れたはずなのに疲れが取れていない
- 「また眠れないかも」という不安がある
-
日中に強い眠気・集中力の低下がある
不眠症の種類
不眠症の症状は大きく4つのタイプに分けられます。複数のタイプが重なることも多くあります。
| タイプ | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 入眠困難 | 布団に入っても寝つけない | 30分〜1時間以上眠れないことが多い。不安・緊張・ストレスが原因になりやすい |
| 中途覚醒 | 夜中に何度も目が覚める | 最も多いタイプ。加齢・アルコール・うつ病・睡眠時無呼吸症候群が関与することも |
| 早朝覚醒 | 予定より2時間以上早く目が覚める | うつ病・高齢者に多い。再入眠できないことが多い |
| 熟眠障害 | 眠れているのに熟睡感がない | 睡眠の質の低下。ストレス・アルコール・睡眠時無呼吸症候群などが原因 |
不眠症の原因
不眠症の原因は大きく3つに分けられます。
心理・精神的要因
- ストレス・不安・緊張(仕事・人間関係・生活上の問題)
- うつ病・不安障害・PTSD
- 「眠れないかも」というパフォーマンス不安
身体的要因
- 痛み・かゆみ・頻尿・息苦しさなど身体症状
- 睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群
- 更年期障害(ホットフラッシュ・発汗)
- 甲状腺機能亢進症
環境・生活習慣的要因
- 夜遅いスマートフォン・PC使用(ブルーライト)
- カフェイン・アルコールの過剰摂取
- 不規則な生活リズム・夜型生活
- 就寝前の激しい運動
- 騒音・光・温度・寝具などの環境
薬剤性
一部の薬剤(ステロイド・降圧薬・抗うつ薬・カフェイン含有薬など)が不眠を引き起こすことがあります。
不眠症を放置するとどうなるか
「そのうち眠れるだろう」と我慢を続けると、不眠は慢性化しやすくなります。
不眠が続くと起こりうる影響
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 日中のパフォーマンス低下 | 集中力・判断力・記憶力の低下、ミスが増える |
| 精神的健康への影響 | うつ病・不安障害の発症リスクが高まる |
| 身体的健康への影響 | 免疫力低下・高血圧・糖尿病・肥満のリスクが上がる |
| 生活の質の低下 | 社会生活・対人関係・趣味への意欲が低下する |
| 不眠の慢性化 | 眠れないことへの恐怖・不安が定着し、悪循環が生まれる |
早めのケアで悪循環を断ち切ることが重要です。
睡眠薬の種類と選び方
睡眠薬にはいくつかの種類があり、それぞれ作用メカニズム・効果の特徴が異なります。当院ではデエビゴとエスゾピクロンを取り扱っています。
当院取り扱い睡眠薬の比較
| 薬剤名 | 種類 | 作用メカニズム | 主な特徴 | 用量 |
|---|---|---|---|---|
| デエビゴ(レンボレキサント) | オレキシン受容体拮抗薬 | 覚醒を維持するオレキシンをブロックし、自然な眠りを促す | 依存性リスクが低い・翌日への持ち越しが少ない・はじめての方に向いている | 2.5mg・5mg・10mg |
| エスゾピクロン | 非ベンゾジアゼピン系(Zドラッグ) | GABA受容体に作用して鎮静・催眠を促す | 効果を実感しやすい・しっかり眠りたい方に。苦味を感じることがある | 1mg・2mg |
デエビゴ(レンボレキサント)
作用メカニズム
デエビゴの有効成分であるレンボレキサントは、脳内で覚醒を維持する神経伝達物質「オレキシン」の受容体をブロックすることで、覚醒のスイッチを切り、自然な眠りに近い状態を作り出します。
デエビゴの特徴
- 依存性・乱用リスクが比較的低い(向精神薬に指定されていない)
- 翌日への眠気の持ち越しが少ない
- 入眠困難・中途覚醒の両方に効果
- はじめて睡眠薬を使う方・高齢の方に向いている
- 服用後30分〜1時間程度で眠気が出始める方が多い
用量の選び方
| 用量 | 向いている方 |
|---|---|
| 2.5mg | 翌日の眠気が気になる方・高齢の方・初回 |
| 5mg | 標準用量。はじめての方に |
| 10mg | 5mgで効果が不十分だった方 |
エスゾピクロン
作用メカニズム
エスゾピクロンはGABA(γ-アミノ酪酸)受容体に作用し、神経の興奮を抑制して鎮静・催眠効果を発揮します。非ベンゾジアゼピン系(Zドラッグ)に分類され、従来のベンゾジアゼピン系より筋弛緩作用・依存性が少ないとされています。
エスゾピクロンの特徴
- 入眠困難・中途覚醒の両方に効果
- 効果を実感しやすく、しっかり眠りたい方に向いている
- 服用後に独特の苦味(金属味)を感じる方がいる
- 連用による依存に注意が必要
用量の選び方
| 用量 | 向いている方 |
|---|---|
| 1mg | 高齢の方・翌日の眠気が気になる方 |
| 2mg | 標準用量。しっかり眠りたい方 |
副作用・使用上の注意
主な副作用
| 副作用 | 内容 |
|---|---|
| 翌日への眠気の持ち越し | 特に高用量・高齢者で起きやすい。翌日の運転・作業に注意 |
| 頭痛・めまい・倦怠感 | 服用初期に起きやすい。多くは慣れで改善 |
| 苦味(エスゾピクロンのみ) | 金属味・苦味を感じることがある |
| まれな重篤副作用 | アナフィラキシー・肝機能障害(まれ)。異常を感じたらすぐ受診 |
服用時の注意事項
- 服用後は自動車の運転・機械操作を行わない
- アルコールとの併用は避ける(眠気・副作用が増強)
- 翌日への眠気の持ち越しに注意
- 就寝直前に1回1錠を服用する
服用できない方
- 重度の腎機能障害・肝機能障害がある方
- 重度の心不全・呼吸不全の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 医師が服用不適当と判断した方
睡眠の質を高めるための生活習慣
薬と合わせて生活習慣を整えることで、より効果的に不眠を改善できます。
睡眠環境を整える
- 寝室は暗く・静かに・適切な温度(18〜22℃)に
- 光が入らないよう遮光カーテンを使用
- スマートフォン・PCは就寝1時間前にオフ
睡眠リズムを整える
- 毎日同じ時間に起床する(休日も含む)
- 日中に自然光を浴びる
- 昼寝は15時前・30分以内に留める
寝る前に避けること
- カフェイン(コーヒー・緑茶)は午後3時以降は控える
- アルコールは一時的に眠気を誘うが、睡眠の質を下げる
- 就寝2時間前の激しい運動・熱いお風呂は避ける
- 布団の中でスマホを見ない
リラックスする
- ぬるめのお風呂(38〜40℃)に就寝90分前に入る
- 腹式呼吸・軽いストレッチで身体の緊張をほぐす
- 「眠れなくてもいい」という気持ちで布団に入る
当院での処方の流れ
ステップ① 仮決済・事前問診
ご希望の薬・用量・プランを選択し、ご注文をお願いします。ご注文後、LINEまたはメールで送付する問診にご回答ください。不眠の症状・服用中の薬・既往歴を正確にお伝えください。
ステップ② オンライン診療
ビデオ通話で医師が問診内容や症状を確認し、お薬が処方可能かを判断します。必要なのはスマホやPCだけです。
ステップ③ 最短当日発送
毎日15:00までのビデオ通話完了で当日発送。配送時はプライバシーに配慮した包装でお届けします。





