
PrEP(HIVの事前予防)はオンライン診療で処方いたします。
診療は毎日9:00〜22:00、最短当日発送。デイリー・オンデマンドどちらもご相談いただけます。
PrEP(HIV暴露前予防)とは
PrEP(プレップ)は、HIVに感染していない方が、あらかじめ抗HIV薬(一般名:テノホビル/エムトリシタビン配合剤)を服用して感染のリスクを下げる予防法です。研究では、正しく服用することでHIV感染のリスクを大幅に下げると報告されています。ただし梅毒・クラミジアなど他の性感染症は防げないため、必要に応じてコンドームの併用や定期検査を行います。Mona青山クリニックでは医師のオンライン診療で処方し、ご自宅にお届けします(自由診療)。
PrEP(Pre-Exposure Prophylaxis:暴露前予防)は、万が一ウイルスにさらされた場合でも感染が成立しにくい状態を、あらかじめ体内につくっておく方法です。日本ではまだ広く知られていませんが、WHO(世界保健機関)は、HIV感染リスクの高い人にPrEPの選択肢が提供されるべきとしてガイドラインを示しており、世界的にHIV予防法の一つとして位置づけられています。
予防効果はどのくらいか
| 服用方法 | 報告されている効果 |
|---|---|
| デイリーPrEP | 正しく毎日服用した場合、性行為によるHIV感染リスクを約99%低下させると報告されています |
| オンデマンドPrEP(2-1-1) | 男性同士の性行為をする方を対象とした臨床試験で、感染リスクが86%低下したと報告されています |
いずれも「決められたとおりに服用した場合」の数字です。飲み忘れや自己流のタイミングでは効果が大きく下がります。効果には個人差があります。
HIVとは
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、体の免疫機能を担うCD4陽性リンパ球(白血球の一種)に感染し、徐々に免疫力を低下させていくウイルスです。主に性行為(特にコンドームを使用しない性行為)、血液を介した感染(注射器の共用など)、母子感染によって感染します。感染直後は無症状か、発熱・倦怠感・リンパ節の腫れなど風邪に似た症状が一時的に出るのみで、自覚症状のないまま数年〜10年程度経過することも多くあります。
エイズ(AIDS)とは
治療を受けずに放置すると免疫力が著しく低下し、通常では問題にならない病原体による感染症(日和見感染症)やがんを発症する「エイズ」の状態に進行します。現在は治療薬の進歩により、早期に発見し適切な治療を継続することで、エイズを発症せず健康な人とほぼ変わらない生活を送ることが可能になっています。
こんな場合はPrEPをご検討ください
感染リスクが高いと考えられる次のような方が対象の目安です。適否は問診をもとに医師が判断します。
- コンドームを使用しない性行為の機会が多い
- 不特定多数のパートナーとの性行為がある
- パートナーがHIV陽性、またはHIV感染状況が不明
- 注射薬物を使用している、または使用するパートナーがいる
- 過去にPEP(暴露後予防)を使ったことがあり、今後もリスクが続く見込みがある
続くリスクには、備えるほうが確実です。
デイリーPrEPとオンデマンドPrEP
PrEPにはデイリーPrEPとオンデマンドPrEPの2種類があります。当院では、飲み忘れによる感染リスクの上昇を防ぐため、基本的にはデイリーPrEPをおすすめしています。
| 項目 | デイリーPrEP | オンデマンドPrEP(2-1-1) |
|---|---|---|
| 服用方法 | 毎日1錠、同じ時間に内服 | 性行為の2〜24時間前に2錠、その後24時間ごとに1錠ずつ |
| 対象 | 性別・性行為の種類を問わず有効性が確認されています | 男性同士の性行為をする方のみ。膣性交のある方・注射薬を使用する方には推奨されません |
| メリット | 飲むタイミングを間違えにくい/急な性行為にも対応できる/慢性B型肝炎の方も使用できる場合がある | 性行為があるときのみ服用/コストを抑えられる |
| こんな方に向いている | 感染リスクが継続的に高い方/計画的な服用が難しい方 | 性行為の頻度が少ない方/事前に計画できる方/コストを抑えたい方 |
| 注意点 | 毎日の継続が必要 | タイミングを守る必要がある/B型肝炎の方は使用できない |
デイリーPrEPの飲み方
- 1日1錠を、毎日できるだけ同じ時間に内服します。数時間前後する程度であれば問題ありません。
- 食事の有無は問いません。胃の不快感がある場合は食後に飲むと軽くなることがあります。
飲み始めてすぐに効果が出るわけではありません。十分な予防効果が得られるまでに必要な日数は、性行為の種類によって異なります。
| リスクの種類 | 十分な効果が得られるまでの目安 |
|---|---|
| アナルセックス | 連日服用でおよそ7日 |
| 膣性交・注射薬の使用 | 連日服用でおよそ21日 |
この期間はコンドームの併用をおすすめします。
オンデマンドPrEP(2-1-1)の飲み方
性行為の予定に合わせて、合計4錠を次のタイミングで服用します。
| タイミング | 服用量 | ポイント |
|---|---|---|
| 性行為の2〜24時間前 | 2錠 | 24時間前に近いほど、体内の薬の濃度が十分に上がります。遅くとも2時間前までに |
| 最初の2錠から24時間後 | 1錠 | 性行為の後でも、このタイミングで必ず服用します |
| 最初の2錠から48時間後 | 1錠 | ここまでで1回分(計4錠)が完了です |
2日以上続けて性行為がある場合
ここが最も間違えやすいところです。「計4錠で終わり」ではありません。性行為が翌日以降も続く場合は、1日1錠を毎日飲み続け、最後の性行為から48時間が経つまで継続してください。
たとえば金曜と土曜に性行為があった場合、金曜の2錠のあとも毎日1錠を続け、土曜の性行為から数えて2日後(月曜)まで服用します。
次の機会に再開するとき
- 前回PrEPを服用してから7日以内であれば、初回は2錠ではなく1錠から再開して構いません。
- 7日を超えている場合は、通常どおり2錠から始めてください。
オンデマンドPrEPが使えない方
オンデマンド(2-1-1)は、すべての方に使える方法ではありません。次の方はデイリーPrEPをご検討ください。
- 膣性交のある方:膣の組織では薬の濃度が十分に上がらないことが分かっており、有効性が確認されていません。
- 注射薬を使用する方:この方法での有効性のデータがありません。
- B型肝炎に感染している方:PrEPに使われる薬はB型肝炎ウイルスにも効くため、断続的に飲んだりやめたりすると、肝炎が悪化することがあります。
- 服用のタイミングを守るのが難しい方
飲み忘れた場合
デイリーPrEPの場合:飲み忘れに気づいた時点で1錠を内服し、翌日からは定められた時間どおりに内服してください。2回分をまとめて飲む必要はありません。飲み忘れが続く場合は十分な予防効果が得られない可能性があります。
オンデマンドPrEPの場合:性行為前の2錠を飲み忘れた場合はできるだけ早く服用し、その後のスケジュール(24時間後・48時間後の各1錠)を通常どおり継続してください。ただし規定のタイミングから大きくずれた場合は十分な予防効果が得られない可能性があります。判断に迷う場合はご相談ください。
やめるときの飲み方
PrEPを終了するときも、すぐに中止すると守られない期間ができます。最後にリスクのある性行為があった日から、次の期間は服用を継続してください。
| リスクの種類 | 最後のリスク行為からの継続期間 |
|---|---|
| アナルセックス | 7日間 |
| 膣性交・注射薬の使用 | 28日間 |
B型肝炎に感染している方は、自己判断で中止しないでください。中止によって肝炎が悪化することがあるため、必ず医師にご相談ください。
飲み方の相談も、診察でお受けしています。

副作用について
PrEPの副作用として、頭痛・吐き気・お腹の張りなどが出ることがあります(2%前後)。多くは軽く、1か月ほどで落ち着くことがほとんどです。腎機能や骨への影響が報告されているため、定期的な検査を行います。症状が強い場合や気になる場合は医師にご相談ください。効果や副作用の現れ方には個人差があります。
注意が必要な症状
- 発熱・倦怠感・風邪のような症状(インフルエンザ様症状)
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- 濃い色の尿、右上腹部の痛み
これらの症状があった場合、副作用ではなくPrEP開始前や直後のHIV感染の可能性もあるため、専門の医療機関での検査をご検討ください。
PrEPで防げないもの
PrEPが予防するのはHIVのみです。梅毒・クラミジア・淋菌・B型肝炎・ヘルペス・HPVなどは防げません。PrEP服用中は、コンドームの併用と定期的な性感染症検査をあわせてご検討ください。細菌性の性感染症については、性行為後に内服するドキシPEPという選択肢もあります。
検査スケジュール
ガイドラインに沿って検査を行います。PrEPを安全に続けるために、定期的な検査が必要です。
| 検査項目 | 開始前 | 開始後 |
|---|---|---|
| HIV | 必須 | 3か月ごと |
| 梅毒・淋菌・クラミジア | 推奨 | 3〜6か月ごと |
| B型肝炎 | 必須 | 1年ごと |
| 腎機能 | 必須 | 50歳以上の方・腎機能が低めの方は6か月ごと、それ以外の方は12か月ごと |
問診で直近の検査結果をご提示いただけない場合は、HIV・B型肝炎の検査キットを追加決済のうえ発送します。検査結果をご提示いただけた場合は当院の検査キットは免除となります。※HIVは1か月以内、B型肝炎は3か月以内、腎機能は半年以内の検査結果が有効です。
ご自宅で使える検査キットは性病検査のページからご確認いただけます。
未承認医薬品等に関する注意事項
- 未承認医薬品であること:当院で使用している抗HIV薬(一般名:テノホビル/エムトリシタビン配合剤のジェネリック)は、HIV予防(PrEP)の目的では国内で承認されていません。
- 入手経路:医師が厚生局の正式なプロセス(薬監証明の取得)を経て輸入したものを使用しています。
- 国内の承認医薬品の有無:同じ有効成分の医薬品が、国内でHIV治療薬として承認されています(有)。
- 諸外国における安全性等に係る情報:PrEPは米国CDCやWHOのガイドラインで推奨されている確立した予防法で、世界各国で使用されています。一方で、腎機能への影響、骨密度の低下、B型肝炎に感染している方が中止した際の肝炎の悪化などが報告されています。
- 健康被害救済制度:未承認医薬品の使用による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。
- 費用・効果:自由診療のため健康保険は適用されず、全額自己負担です。効果の程度には個人差があり、感染を完全に防ぐことを保証するものではありません。
当院での処方の流れ
| STEP | 内容 |
|---|---|
| 1. ご注文・事前問診 | ご希望のプランを選択しご注文ください。その後お送りする問診にご回答いただきます。直近の検査結果(HIV・B型肝炎・腎機能)がある場合は必ずご提示ください。 |
| 2. オンライン診療 | ビデオ通話で医師がカウンセリング・処方を行います。デイリー/オンデマンドの服用方法についてもご相談いただけます。 |
| 3. 発送 | 毎日15:00までのビデオ通話完了で当日発送。プライバシーに配慮した包装でお届けします。 |
| 4. 定期的なフォローアップ | 3か月ごとのHIV検査、3〜6か月ごとの性感染症検査、B型肝炎・腎機能の定期検査を継続します。 |






