
PEP(HIV暴露後予防)は時間との勝負です。オンライン診療で当日処方に対応します。
診療は毎日9:00〜22:00。心当たりがあれば、迷っている時間がいちばんの損失になります。
PEP(HIV暴露後予防)とは
PEP(ペップ)は、HIVに感染した可能性がある性行為や事故のあと、できるだけ早く(遅くとも72時間以内)に抗HIV薬の服用を始めることで、感染のリスクを下げる緊急の予防法です。時間が経つほど効果は下がるため、心当たりがある場合は早めにご相談ください。Mona青山クリニックでは、オンライン診療で当日の処方に対応します(自由診療)。
PEPが有効な時間の目安
PEPの効果を得るためには、暴露後できるだけ早く(理想は数時間以内、最大72時間以内)に内服を開始することが必要です。時間が経つほど効果は下がります。
| 暴露からの経過時間 | 効果 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 〜2時間以内 | 最も効果が高い | 直ちに内服開始を推奨 |
| 24時間以内 | 高い効果が期待できる | 早急な受診を推奨 |
| 48〜72時間以内 | 効果は期待できるが時間とともに低下 | できるだけ早い受診を推奨 |
| 72時間超 | PEPの適応外 | 心配な場合は検査を推奨 |
72時間に間に合うかどうかの判断
オンライン診療では、診察後にお薬を配送してお届けします。曝露からすでに時間が経っている場合、配送では72時間に間に合わないことがあります。ご自身の状況に近いものをご確認ください。
| 曝露からの経過 | おすすめの動き方 |
|---|---|
| 〜24時間 | オンライン診療で余裕をもって間に合います。すぐにお申し込みください |
| 24〜48時間 | 配送で間に合う可能性が高い時間帯です。できるだけ早くお申し込みください |
| 48〜72時間 | 配送では間に合わない可能性があります。【要確認:対面での当日受け取りについての案内文】お近くのHIV/エイズ治療拠点病院・救急外来の受診もあわせてご検討ください |
| 72時間超 | PEPの適応外です。感染の有無を確認する検査をご案内しますので、ご相談ください |
判断に迷う場合も、そのまま時間が過ぎてしまうのがいちばんよくありません。まずはご連絡ください。
時間が経つほど効果は下がります。
PEPが必要なケース
以下のような行為があった場合、PEPの内服を検討する対象となります。判断に迷う場合も、時間が経つほど効果が下がるため、まずはご相談ください。
- コンドームを使用しない性行為があった
- 性行為中にコンドームが破損・脱落した
- 不特定多数のパートナーとの性行為があった
- 相手のHIV感染状況が不明、または感染が判明している
- 性的暴行を受けた
- 医療従事者で、業務中に針刺し事故などがあった
性暴力の被害に遭われた場合は、医療面だけでなく、証拠の保全や相談も含めた支援を受けられます。全国のワンストップ支援センター(共通短縮ダイヤル #8891)にもご相談いただけます。
HIVとは
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、体の免疫機能を担うCD4陽性リンパ球(白血球の一種)に感染し、徐々に免疫力を低下させていくウイルスです。主に性行為(特にコンドームを使用しない性行為)、血液を介した感染(注射器の共用など)、母子感染によって感染します。感染直後は無症状か、発熱・倦怠感・リンパ節の腫れなど風邪に似た症状が一時的に出るのみで、自覚症状のないまま数年〜10年程度経過することも多くあります。
エイズ(AIDS)とは
治療を受けずに放置すると免疫力が著しく低下し、通常では問題にならない病原体による感染症(日和見感染症)やがんを発症する「エイズ」の状態に進行します。現在は治療薬の進歩により、早期に発見し適切な治療を継続することで、エイズを発症せず健康な人とほぼ変わらない生活を送ることが可能になっています。
PEPセットの内容
当院のPEPセットには、お薬に加えてご自宅で使用できる検査キットが含まれています。
| 内容 | 用途 | 使用タイミング |
|---|---|---|
| 抗HIV薬(28日分) | HIV感染予防のための内服薬 | 暴露後72時間以内に内服開始、28日間継続 |
| HIV検査キット(1個目) | 暴露時点でのHIV感染有無の確認 | 内服開始と同じ日に使用(結果を待って内服を遅らせないでください) |
| HIV検査キット(2個目) | PEP内服後の感染有無の確認 | 内服終了後のフォローアップ時 |
| B型肝炎検査キット | B型肝炎の感染有無の確認 | 内服開始と同じ日に使用 |
なぜB型肝炎の検査が必要なのか
抗HIV薬には、B型肝炎ウイルスにも効果を示す成分が含まれることがあります。B型肝炎に感染している方が28日で服用をやめると、抑えられていたウイルスが再び活動して肝炎が悪化することがあるため、事前に感染の有無を確認しておく必要があります。陽性だった場合は、服用終了後の経過観察の方法をご案内します。
検査キットで陽性が出た場合
HIV検査キットが陽性だった場合、PEP(予防)ではなく治療の対象となります。自己判断で内服を続けたり中止したりせず、必ずご連絡ください。適切な医療機関での確認検査と治療につなぎます。検査キットの使用方法は同梱の説明書をご確認いただけます。結果について不安な点があれば、いつでもご連絡ください。
服用方法・期間
28日間の連続内服が必要です
PEPでは抗HIV薬を28日間(4週間)連続で内服します。途中で中断すると予防効果が十分に得られないだけでなく、薬が効きにくいウイルス(耐性ウイルス)が生じるリスクもあるため、決められた期間をしっかり内服することが重要です。効果や副作用の現れ方には個人差があります。
薬が届いたら、まず内服を開始してください
検査キットの結果を待ってから内服を始める必要はありません。国際的なガイドラインでも、検査結果を待って初回の内服を遅らせないことが推奨されています。薬が届いたらすぐに1回目を内服し、検査キットは同じ日のうちに使用してください。
主な副作用
抗HIV薬の内服初期にみられる主な副作用は次のとおりです。多くは内服を続けるうちに軽減します。
| 症状 | 起こりやすい時期 | 対処法 |
|---|---|---|
| 吐き気 | 内服開始〜数日 | 食後の内服、制吐剤の併用で軽減できる場合があります |
| 倦怠感 | 内服開始〜1週間程度 | 安静・十分な睡眠で経過観察 |
| 下痢 | 内服開始〜数日 | 水分補給、症状が強い場合はご相談ください |
| 頭痛 | 内服開始〜数日 | 市販の解熱鎮痛薬で対応できる場合があります |
症状が強く続く場合は、自己判断で内服を中止せず、必ずご相談ください。
お伝えいただきたいこと
- 腎臓の病気を指摘されたことがある方(薬剤の選択に影響します)
- B型肝炎に感染している、または指摘されたことがある方
- 妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方
- 服用中のお薬・サプリメント(飲み合わせを確認します)
内服後のフォローアップ検査
PEPを最後まで内服しても、感染していないことを確認するには一定の期間が必要です。目安は次のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 曝露から4〜6週 | HIV検査で感染の有無を確認します |
| 曝露から12週(3か月) | 最終確認の検査を行います |
この期間中に発熱・のどの痛み・発疹・リンパ節の腫れなど、風邪に似た症状が出た場合は、急性HIV感染の可能性もあるためご連絡ください。また、確認が終わるまでは、パートナーへの感染を防ぐためコンドームの使用をおすすめします。
PEPが終わったあと ― PrEPへの切り替え
PEPは「起きてしまったあと」の緊急の手段です。今後も感染の可能性がある行為が続く場合は、あらかじめ服用して予防するPrEPに切り替えるほうが確実で、心理的な負担も少なくなります。PEPを何度も繰り返すより合理的な方法です。
フォローアップ検査でHIV陰性が確認できた時点で切り替えのご相談ができます。詳しくはPrEPのページをご覧ください。
PEPはHIV以外の性感染症は予防できません
PEPはHIV感染のリスクを下げるための薬であり、クラミジア・淋菌・梅毒・B型肝炎など他の性感染症を予防するものではありません。リスク行為があった場合は、HIV以外の性感染症についても合わせて検査を受けることをおすすめします。当院では性病検査もオンラインでご案内しています。
未承認医薬品等に関する注意事項
- 未承認医薬品であること:当院で使用する抗HIV薬は、HIV予防(PEP)を目的とした使用について、日本国内で承認されていない医薬品です。
- 入手経路:医師が個人輸入の手続き(地方厚生局への薬監証明の取得)を経て輸入したものを使用しています。
- 国内の承認医薬品の有無:日本国内では、HIV感染症の治療薬として承認されている抗HIV薬があります。予防目的での使用は承認されていません。
- 諸外国における安全性等に係る情報:PEPは米国CDCをはじめ各国のガイドラインで推奨されている確立した予防法で、28日間の投与における安全性についても報告が蓄積しています。一方で、吐き気・下痢・倦怠感などの副作用のほか、まれに腎機能や肝機能への影響が報告されています。
- 健康被害救済制度:未承認医薬品の使用による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。
- 費用・効果:自由診療のため健康保険は適用されず、全額自己負担です。PEPは感染のリスクを下げるものであり、感染を完全に防ぐことを保証するものではありません。
詳しい料金は料金ページをご確認いただくか、ご相談時にご案内します。
当院での検査・処方の流れ
| STEP | 内容 |
|---|---|
| 1. ご注文・事前問診 | ご希望のプランを選択しご注文ください。その後LINEまたはメールでお送りする問診にご回答いただきます。リスク行為があった日時を正確にお伝えいただくことで、PEPの適応を迅速に判断できます。 |
| 2. オンライン診療 | ビデオ通話で医師がカウンセリング・処方を行います。必要なのはスマートフォンまたはPCだけです。 |
| 3. 発送 | 毎日15:00までのビデオ通話完了で当日発送。プライバシーに配慮した包装でお届けします。抗HIV薬(28日分)、HIV検査キット2個、B型肝炎検査キットが同梱されます。 |
| 4. 内服開始・検査 | お薬が届いたらすぐに内服を開始してください。同じ日に検査キットをご使用いただき、現時点での感染の有無を確認します。内服終了後は2個目のHIV検査キットでフォローアップ検査を行います。 |
迷っている時間が、いちばんの損失になります。

PEP(HIV暴露後予防)は時間との勝負です。オンライン診療で当日処方に対応します。






