ファウンダヨ(オルフォグリプロン)とは
ファウンダヨは、イーライリリー社が開発した経口の低分子GLP-1受容体作動薬です。開発の初期段階には日本の中外製薬が関わった化合物が起源になっているとされ、その後グローバルでの開発・承認取得が進められました。2026年4月1日、米国FDAが肥満症治療薬として承認し、商品名「Foundayo(ファウンダヨ)」として展開されています。
「低分子・非ペプチド型」というのがポイント
従来の経口GLP-1薬であるリベルサス(セマグルチド)はペプチド構造を持つため吸収されにくく、起床後すぐ・空腹時・少量の水のみで服用するという厳格なルールが必要でした。ファウンダヨはペプチド構造を持たない「低分子」の化合物のため、食事のタイミングや水の量を気にせず服用できる点が最大の特徴です。
リベルサスとの違い
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リベルサス(セマグルチド) |
ファウンダヨ(オルフォグリプロン) |
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構造 |
ペプチド型 |
非ペプチド型(低分子) |
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服用ルール |
起床後すぐ・空腹・少量の水のみ、服用後30分は飲食不可 |
食事のタイミング・飲水量を問わず服用可能 |
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承認状況 |
国内承認あり(2型糖尿病治療薬として) |
米国のみ承認(2026年4月)。日本は未承認 |
臨床試験でわかっている効果
ファウンダヨの有効性は、肥満症を対象とした「ATTAIN」試験、2型糖尿病を対象とした「ACHIEVE」試験という2つの第3相臨床試験プログラムで確認されています。
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試験 |
対象 |
用量 |
体重減少率(プラセボとの差含む目安) |
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ATTAIN-1 |
糖尿病のない肥満・過体重の成人 |
36mg(最大用量) |
最大約−12.4% |
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ATTAIN-2 |
2型糖尿病を伴う肥満・過体重の成人 |
36mg(最大用量) |
最大約−10.5% |
2型糖尿病を伴う方(ATTAIN-2)は、糖尿病のない方(ATTAIN-1)と比べて体重減少幅がやや小さい傾向が報告されていますが、いずれもプラセボ群と比較して統計学的に有意な体重減少が確認されています。
用量の増やし方
消化器症状を抑えるため、少量から段階的に増量していく設計です。臨床試験(ATTAIN-1)では、1mg→3mg→6mg→12mg→24mg→36mgと、4週間ごとに増量するステップが取られました。当院で処方する際も、体調を見ながら段階的に増量していく方針とする予定です。
副作用について
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吐き気・下痢・便秘などの消化器症状(他のGLP-1薬と同様、増量初期に出やすい)
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低血糖(他の糖尿病治療薬併用時に注意)
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現時点までの臨床試験では、肝機能に対する明確な悪影響のシグナルは報告されていません
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重篤な副作用の頻度は高くないとされていますが、副作用により治療を中止するケースも一定数報告されています
こんな方におすすめ
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注射に抵抗がある方
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リベルサスの服用ルール(空腹時・少量の水)を続けるのが難しい方
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外食や不規則な食事時間が多く、服用タイミングに柔軟性がほしい方
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マンジャロ・オゼンピックなど注射薬で減量した後、飲み薬に切り替えて体重を維持したい方
日本での承認見込みについて
2026年7月時点、ファウンダヨ(オルフォグリプロン)は日本国内で未承認です。米国での承認を皮切りに、中国・欧州・英国などでも2026年後半から2027年にかけての発売が見込まれるとの報道がありますが、日本での承認時期は現時点で明確になっていません。当院では、国内承認前の期間は自由診療・輸入対応での取り扱いを想定してご案内しています(正式なご案内開始時期は別途お知らせします)。
オンライン治療の流れ
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① 仮決済・事前問診:ご希望のプランを選択しご注文
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② オンライン診察:ビデオ通話で医師が適応を確認
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③ 最短当日発送
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④ 定期診察で経過をフォロー、必要に応じて用量調整
参考文献
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Wharton S, et al. Orforglipron, an oral small-molecule GLP-1 receptor agonist for obesity treatment (ATTAIN-1). N Engl J Med. 2025;393(18):1796-1806.
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Jastreboff AM, et al. Oral orforglipron for the treatment of obesity and type 2 diabetes (ATTAIN-2). N Engl J Med. 2025.
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Frias JP, et al. Daily oral GLP-1 receptor agonist orforglipron for adults with obesity. N Engl J Med. 2023;389:877-888.





