ダイエット漢方の選び方|防風通聖散・防已黄耆湯・当帰芍薬散

ダイエット目的の漢方薬にはいくつか種類があり、体質によって向き不向きがあります。「なんとなく有名だから」で選ぶと、体質に合わず効果を感じられないこともあります。

体質(証)で選ぶという考え方

漢方薬は、体力や体質のタイプ(証)に応じて使い分けるのが基本です。同じ「痩せたい」という悩みでも、体質によって適した漢方は異なります。漢方における体質診断は「実証(体力があるタイプ)」「虚証(体力が少ないタイプ)」に大きく分けられ、この見極めが薬選びの土台になります。

簡易セルフチェック

当てはまる傾向 体質タイプ 向いている漢方
体力があり、便秘がち、がっちり体型 実証 防風通聖散
色白でぽっちゃり、汗かき、疲れやすい 中間証(水太りタイプ) 防已黄耆湯
冷え性、貧血傾向、むくみやすい、体力がない 虚証 当帰芍薬散

複数当てはまる場合や判断に迷う場合は、自己判断で選ばず、診察時に体質を確認したうえで処方を受けることをおすすめします。

3つの漢方薬の比較

漢方薬 向いている体質 特徴
防風通聖散 体力があり、がっちりした体型。便秘がち 便通改善・発汗作用でお腹まわりの脂肪にアプローチ
防已黄耆湯 色白でぽっちゃり、汗かき、疲れやすい「水太り」タイプ 余分な水分を取り除き、むくみ・汗かきをサポート
当帰芍薬散 冷え性、貧血傾向、むくみやすい虚弱体質の女性 血の巡りと水分代謝を整え、冷え・むくみをサポート

それぞれの特徴

防風通聖散

体力があり、お腹まわりに脂肪がつきやすく、便秘がちな方向けの漢方薬です。発汗・利尿・便通の3つの働きで余分なものを排出します。甘草を含むため、長期・大量服用時は偽アルドステロン症(むくみ・血圧上昇)に注意が必要です。

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防已黄耆湯

色白でぽっちゃりとした体型、汗をかきやすい、疲れやすいという「水太り」タイプの方に向いています。余分な水分を取り除く作用があり、むくみが気になる方にも用いられます。こちらも甘草を含みます。

防已黄耆湯を見る

当帰芍薬散

冷え性や貧血傾向があり、むくみやすい虚弱体質の女性向けの漢方薬です。血の巡りを整える働きがあり、月経に伴う不調にも使われることがあります。

漢方薬とGLP-1薬、何が違うのか

漢方薬 GLP-1薬
アプローチ 体質・排出機能に働きかけ、緩やかに整える 脳の満腹中枢に働きかけ、食欲そのものを抑える
効果の出方 ゆっくりと段階的 比較的早く実感しやすい
向いている方 体への負担が少ない方法から始めたい方、体質改善も目指したい方 食べ過ぎてしまう行動そのものを変えたい方

「まずは負担の少ない方法から試したい」という方には漢方薬、「食欲そのものをコントロールしたい」という方にはGLP-1薬が向いています。作用機序が異なるため、組み合わせて使うことも可能です。

よくある誤解:太ることはある?

「漢方薬で太った」という声を聞くことがありますが、漢方薬自体に体重を増やす作用があるわけではありません。体質に合わない漢方薬を使うと、むくみなどの副作用で一時的に体重が増えたように感じることがあります。体質に合った漢方を選ぶことが重要です。

よくあるご質問

どれが一番痩せますか?

漢方薬は種類によって適した体質や症状が異なるため、単純に効果の強さだけで比較することはできません。体質やお悩みに合った漢方薬を選ぶことが大切です。

漢方薬は太りますか?

漢方薬そのものが直接体重増加につながるとは限りません。ただし、体質に合わない場合や副作用として、むくみなどが現れることがあります。

GLP-1薬と併用できますか?

GLP-1薬と漢方薬は作用の仕組みが異なるため、比較的併用しやすく、一緒に使われることもあります。服用中のお薬や体調に合わせて使用しましょう。

長期間飲み続けても大丈夫ですか?

長期間服用する場合は、体調や症状の変化を確認しながら継続することが大切です。効果がみられない場合や、むくみ・だるさなど気になる症状がある場合は、服用を続けず医師にご相談ください。

自分の体質がわかりません。

体質がはっきりわからない場合は、セルフチェックを参考にしてみてください。どの漢方薬が合うか迷った場合は、LINEでお気軽にご相談いただけます。

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