何ヶ月という制限はなく、副作用が問題なければ使い続けても問題ありません。
1. GLP-1受動態作動薬
「GLP-1」とはもともと私たちの体にあるホルモンの一種です。満腹感を持続させる作用や血糖値上昇を抑える作用があり、太りにくい人ほどGLP-1の分泌量が多いことがわかっています。
そこで今注目されているのが、薬でGLP-1を摂取する医療ダイエットです。GLP-1を摂取することで自然と食欲を抑えることができるため、無理な食事制限をしなくて良く、ストレスの少ないダイエット方法として近年されています。またGLP-1には内臓脂肪の燃焼を促す効果もあり、内臓脂肪が原因で起こる生活習慣病の予防も期待できます。
サクセンダ
毎日注射タイプ
リベルサス
毎日内服タイプ
オゼンピック
週1注射タイプ
マンジャロ
週1注射タイプ
2. SGLT2阻害薬
SGLT2阻害薬は腎臓に働きかけて、ブドウ糖の再吸収を阻害し、尿に糖を排出することで血糖値を下げる作用があるお薬です。
薬の作用によって1日あたり約400キロカロリーのブドウ糖が尿中に排出されるためダイエット効果が期待できます。
スーグラ25mg/50mg
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ルセフィ2.5mg/5mg
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フォシーガ5mg/10mg
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カナグル100mg
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FAQs
いつまでGLP-1は続けていいのですか?
何ヶ月続けた方がいいのですか?
元のBMIと、何キロ痩せたいかによります。一般的に、最低でも2-3ヶ月、徐々に減薬して終了するのが望ましいです。また、効かなくなれば徐々に増量するものです。
効果が感じられないですがどうしたら良いですか?
まず、適切に使用できているかを確認してください。リベルサスの場合は、「毎日、殆ど決まった時間に」、「服用前に6時間、服用後少なくても30分間、出来れば2時間の絶飲食」、「コップ一杯半以下の水での服用」が出来ていない場合、効き目が弱くなる場合があります。
サクセンダの場合は、リベルサスの様な服用方法に制限はありませんが、なるべく同じ時間に毎日注射をする方が、より効き目が高いと言われています。また、効き目はおよそ12時間がピークといわれておりますので、服用の時間を調整することをおすすめします。
次に、使用を開始してからどれくらいの日数が経っているかを確認してください。即時に効果があらわれるものではなく、少なくとも1週間程度の時間を要することが多いです。
2週間以上経過しても、食欲抑制などの効果を感じられない場合、お薬の用量が足りない場合、他のタイプのお薬の方が効果が出る場合があります。
止めるとリバウンドしますか?
食欲抑制の効果はなくなるため、その分食事量が増えると、当然体重は増加します。
GLP-1服用中の食事で気を付けることはありますか?
GLP-1服用中の食事制限はございません。薬の効果が出ていれば、勝手に食事は制限されます。しかし、ダイエット効果を高めるためにも脂質や糖質を取りすぎず、バランスの良い食事を心がけることが重要かと思います。
副作用について教えてください
以下の様な副作用が起こりえます。
- GLP-1:下痢や便秘などの消化器症状、吐き気、めまい、低血糖症状など
- SGLT2阻害薬:尿道感染、膀胱炎、低血糖
未承認医薬品の表示
・未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサス・オゼンピック・マンジャロ・ビクトーザは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。サクセンダは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
・入手経路等
リベルサス・オゼンピック・マンジャロ・ビクトーザは国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。当院で使用しているサクセンダはノボノルディスクファーマ社で製造されたものを当院で輸入しています。
・国内の承認医薬品の有無
リベルサス・オゼンピック・マンジャロ・ビクトーザは国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。またリベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。サクセンダに関して、国内において承認されている医薬品はありません。
・諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。