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リベルサスの危険性は?副作用の頻度は高くない!

リベルサスの危険性は?副作用の頻度は高くない!

監修医師:野間直樹 / メディカルダイエット

リベルサスの危険性は?

どんなお薬でも副作用やリスクがあるため、リベルサスも例外ではありません。
入手や使用にあたっては安全に注意することが必要です。

個人輸入で、GLP-1受容体薬の使用済みの物が再販売されていたり、期限が切れたものを販売されていたりするケースが厚生労働省によって注意喚起されています。

GLP-1受容体作動薬は医薬品です。必ず医師の診察を受けて処方してもらってください。

リベルサスの副作用として代表的なものは
・胃腸症状
・低血糖
と報告されています。

胃腸症状について

リベルサスをはじめとするGLP-1受容体作動薬は、,胃の消化を緩やかにすることで満腹感を持続するというダイエットのメリットの面とは逆に、胃の動きが緩やかになることによって、胃もたれ感のような気持ち悪さが副作用としてある一面を持ちます。

そしてこれらは、多くの場合が8日以内に治まることがほとんどであると報告されています。

Juan Jらによる2023年の論文では、リベルサス14mg(最大用量)使用で
吐き気:8-23%
下痢:5-15%
便秘:7-12%
の発生率で、副反応の程度は軽度〜中程度であったと報告されています。(*1)

GLP-1受容体作動薬の副作用は、mgが大きくなるほど発生率が高いので、3mgや7mgを内服されている方はもっと発生率が低いと考えてください。

 

低血糖について

GLP-1受容体作動薬は、血糖値に依存してインスリン発現を促す働きをするので、低血糖の時でも血糖を下げようとするわけではありません。

そのため、低血糖をおこしにくい糖尿病薬として広く知られています。

PIONEER 1というリベルサスを大規模に試験した臨床試験論文では、プラセボ(偽薬)使用群178人で1人低血糖症状の訴えがあり、リベルサス14mg使用群175人でも1人低血糖症状の訴えがありましたが、どちらも同じ0.6%の訴えという結果となり、重度の低血糖症状は確認されませんでした(*2)。

しかし、GLP-1受容体作動薬での低血糖症状がゼロであるわけではありません。

過度な運動、筋トレをされる方、多量にアルコールを摂取される方、過度な食事制限・糖質カットダイエットをされている方、体調が悪い時などは低血糖になりやすいです。

そのため、低血糖症状をしっかり理解し、不安な方はブドウ糖などの携帯を推奨します。下図のような症状がある際は、ブドウ糖を摂取しましょう。

その他

その他にも膵炎や甲状腺腫瘍などの報告がありますが、膵炎は直接的なGLP-1受容体作動薬との関連性が証明されていません。甲状腺腫瘍は動物実験で確認されましたが、人間での報告は1件もありません。

リベルサスダイエットは危険性が高い!?

リベルサスは、糖尿病薬として体重減少効果が多くの臨床試験で認められている医薬品となるため、成分がよくわからないダイエット薬とは違います。

ただ、世界各国でGLP-1ダイエットは承認されていますが、日本では現時点では承認されていないのも現状です。

そして『肥満』というのは、心筋梗塞や脳梗塞のリスク以外にも多くの危険性を持ちます。逆に、痩せすぎな方が過度な食事制限やダイエットを行うことも薬に関係なく危険性が高いです。

つまり、GLP-1ダイエットと肥満であるということの危険性を天秤にかける必要があると考えます。

EUの公式機関CHMPはホームページで『GLP-1受容体作動薬のメリットはリスクよりはるかに大きいと判断してEUで承認する』と記載されています。そして、彼らは胃腸症状などの副作用を緩徐にするために、医師は尽力しなければいけないと続けます。


当クリニックでは『リベルサスダイエット=危険』ではなく、医師としっかり相談していただき、リスクとメリットを天秤にかけた上でより安全に使用していただけるようにご提案したいと思っています。

GLP-1ダイエットはまだ怖い!GLP-1ダイエットができないと言われた方も当クリニックでサポートできます!

リスクが高い方や、GLP-1の使用は不安だけどダイエットをしたいと思っている方のサポートもできるよう、栄養士による食事指導やトレーナーによる運動指導相談も行っています。

既往歴やアレルギー歴がありGLP-1は使用できない方。
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まずは食事・運動についてプロに習いたい。

当クリニックでは、医療薬販売だけでなく
全ての人の『なりたい』をサポートします!気になる方は是非お問合せください!

監修医師 : 野間直樹

経歴
  • 2015年 大阪医科大学医学部卒
  • 2015年 大阪医科大学医学部付属病院にて初期研修
  • 2017年 大阪市立大学医学部附属病院皮膚科勤務
  • 2019年 メディアージュクリニック大阪梅田院勤務
  • 2023年 ルナアフターピルクリニック勤務
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